寄居剣道連盟 百錬自得
先週「稽古納め」をおこなったばかりですが、年が明けて、早速「稽古始め」を迎えました。
昨日1月3日(金)は、熊谷商業高等学校の体育館にて、県北剣友会の稽古始めでした。毎年恒例の光景ですが、まずは新年の挨拶がそこかしこで交わされます。ここへ来ると、新しい年を迎えたという気持ちになります。なじみの顔もあれば、久しぶりの方もいらっしゃいます。昨年六段に合格したイタリアの方もお見えになっていました。思わず近寄って、新年の挨拶がてら合格のお祝いを申し上げました。こういった挨拶が交わせるのもまたうれしいものです。
今年は私はちょっと早めに会場に着いたので、ゆっくりと周りの人の話を聞きながら着替えていると、すでに元旦に稽古をやってきた人とか、三箇日毎日稽古しているなどという人もいて、稽古熱心さに頭が下がります。この日、朝稽古をしてきて、さらにこの稽古始めに参加してきたという兵(つわもの)もいらっしゃいました。何とも恐ろしい方たちです。
昨年七段に合格された本庄の若い先生にも久しぶりにお会いしました。昨年のこの記事で私は「深谷の先生」と紹介しておりましたが、深谷ではなく本庄の先生だったそうで、ご本人から指摘を受けました。大変失礼いたしました。その先生からいきなり「ももクロ」で突っ込まれました。このブログ、それほど見ている人もいないだろうと思って、けっこう好き勝手なことを書いておりますが、意外なところで見られていたりして肝を冷されます。昨年の暮れ、私がももクロにハマっていることを書きましたが、しっかり読まれていて茶化されました。読まれることを覚悟で書いたものですので、そのことで突っ込まれるのはけっこうなことですが、あろうことか私がももクロファンであることに対して「エロ親父」とぬかしやがりました。これは聞き捨てならぬ!全国のモノノフを敵に回すようなその発言には釘を刺しておきました。私は、ももクロに武士道精神を感じています。だから魅かれるのだと私は自分を理解しています。
と、、、ちょっと話がまた私ごとになってきてしまいました。こんなことを言っているから、私のイメージが崩れてきているのでしょう。その先生の話では、本会の若手会員から私が壊れてきているなどという囁きが聞かれているようです。う〜ん、確かに少し壊れてきているかもしれないな。しかし、いい意味で。この頃、剣道の調子が上がってきています。その壊れ方が、自分の剣道にもいい影響を与えているようにも感じています。また稽古をしながら検証していこうと思います。
さて、話が横道にそれましたが、県北剣友会の稽古始めは全体で約100名近い参加者数で賑わいました。東松山など管外から参加されている先生方もいらっしゃり、身の引き締まった稽古始めとなりました。本会からは、清水会長はじめ約9名が参加していました。
また、稽古を終えてからは、会場を近くのお店に移して新年会が催されました。これも毎年恒例の行事ですが、私はこれまで稽古には欠かさず参加してきましたが、新年会には参加したことはありませんでした。やはり帰りの足を心配して足が遠のいてしてしまっていたのですが、今年は年末年始の休みが長かったこともあって、思い切って参加してみました。本会からは例年だと会長など幹部クラスが2〜3名参加しているだけでしたが、今年は柴﨑前会長も参加し、若手の参加もあって、6名が参加しました。全体では30〜40名くらいだったと思います。北部地区の先生方と盃を酌み交わしながら和やかに剣談に花が咲き、交剣知愛ならぬ交盃知愛が広がりました。ちなみに交盃知愛とは、この新年会の開会にあたり熊谷剣道連盟会長の鶴間先生があいさつの中で仰った言葉です。
今年度から県北剣友会の会長が、熊谷の谷川先生から秩父の井上先生に交替されましたが、就任後、井上先生はあまり県北の行事には姿をお見せにならないので心配しておりました。この日は稽古はなされませんでしたが、稽古会場にはいらっしゃって稽古を見守り、新年会でも元気なあいさつをされていらっしゃいました。稽古のあと、私も温かい言葉をかけていただき、新しい年を気持ちよく迎えられたような気がしています。
そして今日、1月4日(土)は、寄居剣道連盟の「稽古始め」でした。会場は寄居成心館剣道場です。会場が成心館だと言うと、何人かの方に、いつものアタゴ記念館が使えなかったのですか?と尋ねられましたが、アタゴ記念館は使えるのですが、毎年、稽古始めと稽古納めは成心館という慣わしになっているのです。まだアタゴ記念館がなかった頃、寄居剣道連盟の稽古の拠点は成心館でした。その初心を忘れないようにとの願いが込められているのだろうと思います。
本会の稽古は19:30開始ということになっておりますが、参加者の集まり具合があまりよくないので、19:30から20〜30分程度を、集まった方の基本の稽古の時間にしようと、昨年の4月から実施してきております。今晩は稽古始めなのでどうしようかと考えていましたが、仕度にもたついていた方が何名かいらっしゃったので、じゃあ基本稽古でもやりますかと呼びかけると、そこにいた10名程度が賛同して参加してくれました。
さあ面を着けて始めようと見ると、なんとっ!清水会長も面をつけて参加してくれているではありませんか!とっ!さらにっ!本日わざわざ管外からご参加いただいた深谷剣道連盟会長の剣持先生も面を着けて、基本稽古に参加してくださいました。不肖私が稽古の号令をかけさせていただきましたが、畏れ多くて神経をピリピリさせながらの稽古進行でした。小学生、中学生、そして一般も初級者から中級、上級と、年代も離れた10数名がいっしょになって基本稽古に励みました。私は稽古しながら、なんてすばらしい年の初めの稽古だろうと感動を覚えました。
最終的な基本稽古の参加者数は約14名でした。基本稽古を終えてからいったん面を外し一息ついて、改めて礼式をおこない、今度は先生方が元に立っての指導稽古に入ります。通常の本会の稽古です。参加者数は一般約13名、中学生約3名、小学生1名の計約17名でした。この日は気温自体は2〜3℃程度で、それほどでもありませんでしたが、風が吹いていて肌に感じる寒さは身に沁みました。それでも基本稽古のおかげで身体が暖まってきたか、寒さに慣れてきたか、稽古では充実した攻防が白熱していました。
管外から深谷の先生とその教え子の中学生の女子2名が参加しておりましたが、稽古を終えてふと床を見ると、血の跡がついていました。誰が流血したのか?尋ねるとどうやら深谷の中学生の女の子だったようです。話を聞くと、昨年暮れにもよく稽古に来ていましたが、今年に入ってからも元日から毎日稽古しているそうです。よくがんばって感心です。床に残った血痕を見ながら、若い娘の生き血を吸って、道場もさぞかし喜んでいるだろうなどと言ってしまった私は、やはりエロ親父なのだろうか(^_^;ゝ 血の跡は当人たちがきれいに掃除していってくれました。明日もまた稽古だと言っていましたが、お大事にしてください。
さて、お知らせです。
本会の寒稽古の日程が決まりました。正式には改めて発表があるそうですが、速報として下記のとおりお知らせいたします。
寄居剣道連盟「寒稽古」
1月15日(水)〜18日(土) 4日間
15日(水)寄居町立総合体育館・アタゴ記念館剣道場
16日(木)寄居成心館剣道場
17日(金)寄居成心館剣道場
18日(土)寄居町立総合体育館・アタゴ記念館剣道場
日によって会場が異なりますのご注意ください。
時間はいずれも19:30〜21:00です。できるだけ時間厳守でお願いします。
管外の先生方におかれましても、ご都合がつきましたらぜひともご参加いただき、ご指導賜りますようよろしくお願いいたします。
平成26年1月4日土曜日
盛況!県北「稽古始め」/基本稽古に始まる寄居剣道連盟!
寄居剣道連盟「稽古始め」
寄居成心館剣道場にて、平成26年の寄居剣道連盟の稽古が始まりました。