寄居剣道連盟 百錬自得
雨のそぼ降る土曜日の午後、新幹線で東京まで出て、お茶の水駅から徒歩3分のところにある明治大学リバティタワーにて開催された関東学連主催の審判講習会に参加してきました。リバティタワーなどと言うと何事かと思いますが、いわゆる大学の校舎だそうです。地上23階、地下3階の造りで、都心型大学のモデルとして建設されたそうですが、その立派な構造に何とも今どきの都会の大学はすごいことになっていると、ちょっとたじろぎました。
講習会はその地下3階にある体育館でおこなわれました。体育館が地下3階にあるというのも驚きですが、地下3階を感じさせないほどの広々とした空間にもおそれ入りました。
関東学生剣道連盟とは、いわゆる関東エリアの大学の剣道部の集まりで、学生の剣道大会等はこの関東学連の学生たちによる自主運営によって開催されています。そういった学生の大会の審判員として、各大学のOBが駆り出されるわけですが、そのための講習会がこれです。私も数年前から登録され、この講習会に参加しておりますが、実に格調高い講習会です。
今回の講師は栗原正治先生がメインの講師となり、冒頭に歴史的な講話を拝聴しました。続く実技講習は二つの会場に分けて実施されましたが、筑波大学の香田郡秀先生と、全日本八段選抜大会で優勝された谷 勝彦先生が講師を務めておられていました。
講師の先生もさることながら、受講者の中にも八段の先生や全国クラスの先生方もちらほら見受けられ、アッ!あの先生はっ!とか、えっ!あの選手がっ!とか、ちょっとミーハーな気分で、そういった先生方の動きを見守ってしまいました。あの空気の中にいるだけでも、いい経験をさせていただいた気分になります。
たとえば警視庁の八段の先生や、神奈川県警のかつて全日本選手権大会や世界選手権大会で活躍された先生、はたまた、全日本女子選手権や世界選手権大会などに出場している現役の女性選手なども、さりげなく当たり前のように参加していて、田舎者の私としては自分がこんなところにいてもいいのだろうかと、ちょっと不思議な感覚に包まれてしまいました。
また、試合者は会場の明治大学の学生をはじめ、いくつかの著名な大学の学生が参加していて、審判講習とは思えないほどの好勝負を演じてくれていました。その試合ぶりを見ていても緊迫感があり、いい勉強になりました。
審判講習のあとには稽古会も予定されていましたが、私はこの晩、PTAの行事がありこの稽古には参加せず、講習会が終わるとそそくさと会場を後にしました。実はこの日の朝、PTAの資源回収がありました。今年度最後の資源回収ということで、夜にはその慰労会が催されたのでした。各地区の自治会長さんをお招きしての慰労会なので欠席するわけにもいかず、夜の稽古はお休みいたしました。
このところPTA行事が立て込んでおります。昨晩は本部役員の現新合同の幹部会、今晩は資源回収の慰労会、明日は支部の総会が予定されています。さらに火曜日には市のPTA連合会の現新会長会議だそうです。これからこんな調子で稽古に出られないことが多くなってくるのかと思うと気が滅入りますが、未知の世界に足を踏み入れるというワクワク感もあります(^.^;ゝこれによって稽古ができなくなってしまうのは心配ですが、やろうと思えば稽古の方法などいくらでもあります。何らかの方法で稽古の時間は確保していこうと思っています。
平成26年3月1日土曜日
関東学生剣道連盟の審判講習会
関東学連剣道審判講習会
関東エリアの大学のOBが集う講習会。名だたる先生方の顔もちらほらと・・・