寄居剣道連盟 百錬自得
前回の記事で、梅雨がいつまで続くのかなどと書いてしまいましたが、その後連日の真夏日が続き、昨日、梅雨明けが発表されました。平年より1日遅い程度ですから、それほど遅いというわけではないようですが、それでも昨年と比べると、梅雨入りが5日早く、梅雨明けは16日遅かったそうで、長く感じたはずです。
先週の週間天気予報では、今週のところどころに雨マークが付いていたので、こりゃしばらく梅雨は続くなと思っていましたが、今週に入ってから天気予報を見ると、ことごとく晴れマーク!しかも気温は猛暑日も予想されています。雨が降ってジメジメした鬱陶しい陽気も困ったものですが、暑くて汗ダラダラで湿っているのにも考えものです(^.^;ゝ いずれにしても私たちがうまく気候と付き合っていくしかないのでしょう。暑さに負けないように体調管理に気を配りながら気を引き締めていきましょう。
今晩は子どもたちの稽古の休業前の最後の日でした。うちの道場では、学校が夏休みに入った頃からお盆が明けるまでは、子どもたちの稽古はお休みにしています。毎年恒例の慣習です。もうこれでしばらく稽古はできないので、今晩はたくさんの子どもたちが来るかなと思っていましたが、来たのは6名でした。ちょっとさみしい人数でしたが、それでも総勢でも10名程度なので、そこそこ来てくれました。夏休みに入ったばかりで、それぞれ家庭の事情等もあろうかと思います。
それにしてもこの暑さですから子どもたちの稽古にも気を配りました。初めの基本の稽古では、できるだけ気持ちがダレないように、細かい説明は避け、テンポよく次の練習方法を指示して稽古を進行させ、短い時間で集中できるようにと配慮しました。応用技の練習では、ちょっと説明が入ってしまいましたが、できるだけ最小限に留めるようにように心がけました。子どもたちもがんばって取り組んでくれました。
ちょっと長めの休憩をはさんで次は、3人の指導者が元に立っての指導稽古。ここでも暑さに配慮して、一人ひとりの稽古時間を短めにして、テンポよく回しました。子どもたちの人数6人に対して、指導者3人ですから、流れによっては稽古を終えたばかりの子が隣の先生に引き続きかかっていくような場面もあり、子どもたちも忙しそうでしたが、それでもすかさず次の先生に稽古をお願いしている姿には感心でした。ここでも長い時間はおこなわず、ほどほどで休憩をとりました。
そして最後は子どもたち同士での互角稽古。館長先生の檄が飛びました。子どもたちも暑さで疲労している様子がうかがえましたが、最後の一踏ん張りです。子どもたちもよくがんばりました。
と、そんな中で、困った子も一人いました。ここの記事でもたびたびお伝えしている子ですが、準備運動のときからやる気のない態度と、注意しても反抗的な姿勢には悩まされています。今日の稽古でも館長先生にいくたびとなく注意を受けていましたが、今日だけではありません。これまでの稽古で何度も言われてきていることです。やる気がないなら来なくてもいいんだぞと館長が言っていましたが、それも今日に限ったことではありません。何年も前から、館長ばかりでなく、私も言ったことがありますし、他の指導員もたびたび窘めています。それでもいっこうに改善されないのです。
私は複雑な気持ちを抱いていました。来なくてもいいということは、いわゆる昔で言う破門ということです。確かに強い選手を育てるためには、やる気のない人は不要でしょう。しかし、剣道は単に技術の向上や試合の勝敗を求めるものではありません。剣道の理念にも謳われているように「人間形成の道」です。その「道」を教えられないままに、門人を破門にするということは、指導者として自分の能力を否定するものであり、その役割を自ら放棄していることに他なりません。剣道は単なるスポーツではなく、日本の伝統文化であるとも言われています。その伝統文化を後世に正しく継承していくためにも、自ら研鑽に努め、子どもたちの指導にも根気強く取り組んでいこうと気持ちを新たにしています。
子どもたちの稽古を終えて後半の一般の部の稽古では、一般6名、高校生1名の計7名の参加でした。道場の中は蒸しっ返す暑さで、前述のとおり子どもたちの稽古では熱中症に気遣いましたが、自らの稽古でも暑さには配慮しました。しかし、今日は暑さに負けました\(_ _ ;)ハンセイ…
ところで、例年この時期に実施している本会の暑中稽古ですが、今年は諸事情により8月のお盆明けに実施するそうです。今晩の稽古のあと会長と事務局が相談しているのを聞きました。近々正式に連絡があると思いますが、今年の本会の暑中稽古は8月20日(水)〜23日(土)の4日間ということでご用意ください。時間や会場については例年どおりと思われます。
また、埼玉県高齢剣友会から「第6回高齢剣士と少年剣士合同稽古会」のご案内が届いております。日時は、8月23日(土)の13:00〜16:30、会場は、寄居町立総合体育館・アタゴ記念館です。講師には、今年の全日本選抜剣道八段優勝大会での三位入賞も記憶に新しい教士八段の大澤規男先生と、同じく教士八段の神山芳男先生のお二人をお迎えして、講話や技術指導などの時間も設けられております。対象は小学生、中学生から一般とのことですので、奮ってご参加くださるようお知らせいたします。参加にあたりましては申込みが必要です。管内の学校へは案内通知と申込み用紙等をお送りいたしますので、内容をご確認のうえお申し込みください。
これからますます暑さが増してくるようです。体調管理に気をつけながら、暑さとともにこの夏を過ごしてまいりたいと思います。皆様もご自愛を。
平成26年7月23日水曜日
いきなり梅雨明け!? 真夏日続く! 夏真っ盛り! 猛暑日へ!?
天使の梯子(はしご)!?
雲の切れ間から差す太陽の筋状の光。天使がたくさん降りてきそう!?