寄居剣道連盟 百錬自得

 
 
 
 

若武者決戦!!  寄居北條まつり

 

 令和元年5月18日(土)、寄居小学校体育館において、第58回寄居北條まつり剣道大会が開催されました。町の史跡「鉢形城(はちがたじょう)」の歴史や文化を継承するお祭り「寄居北條まつり」に併せて本会が開催する剣道大会です。

 戦国時代に栄えた鉢形城における合戦に倣って、出場者全員を北條軍と豊臣軍の2チームに分け、勝ち抜き方式(高点試合)で対戦する団体戦です。チームの編制は大会事務局にて配分しますが、同じ道場や学校でも敵味方に分かれ、戦国の乱世を競い合います。

 平成20年にこの試合方式になってから10年を越え、出場する選手たちも慣れてきたか、当日発表された組み合わせ表を見て、自分の配属されたチームや布陣に、一喜一憂する様子も見受けられました。

 今年の出場者数は、北條軍32名、豊臣軍34名の総勢66名でした。寄居中学校が運動会と重なってしまい、出場いただけず残念でした。

 また、今大会は一般の部の出場がなく、両軍ともに大将は高校生が務めることとなりました。高校生が大将を担うのは初めてのことではないかと思います。それはそれでけっこうなことですが、一般会員におかれましては、諸事情もあろうかと思いますが、地元の大会を盛り上げる意味でも、奮起を期するものであります。

 当日は、午前10時から役員が集まり会場準備を整え、大会は予定していた午後1時より10分程度早めに開会しました。

 開会式には、ご来賓として寄居町体育協会の黛会長にご臨席いただき、お祝いのごあいさつを賜りました。

 開会式後には、寄居城北高校の剣道部の生徒による日本剣道形の演武が披露されました。打太刀は持田欣也くん、仕太刀は浅見昴佑くん、今大会各軍の大将を務める二人の演武でした。

 

 そして全軍整列し、礼を交わし、攻防戦が開戦しました。

 対戦表は下図のとおり。文字は小さくて読めないだろうと思いますが、試合の流れをイメージするのにご参照ください。

 上が北條軍、下が豊臣軍で、左側から先鋒で始まり、一番右側が大将となっています。

 先鋒は小学生低学年同士、豊臣軍の酒井(花園剣道教室)が2人を勝ち抜き、先制します。
 酒井は3人目で引き分け、両者引き下がると、続いて北條軍からは4番手の反町(中学生男子・成心館)と、豊臣軍の2番手・反町(小学生高学年・成心館)の兄妹対決となりました。ここでは兄が面目を保ち、妹を降すと、もう1人倒し、北條軍が巻き返します。
 これを止めた豊臣軍の4番手・矢部(中学生女子・男衾中)が3人抜きの大健闘で、再び豊臣軍がリードを奪い返しました。

 その後、しばらく一進一退の攻防が続きますが、この流れを大きく変えたのが、北條軍の12番手・松本(中学生女子・男衾中)でした。

 2人を勝ち抜いてきた豊臣軍の8番手・新井(中学生女子・男衾中)を止めると、勢いに乗って勝星を重ね、中学生男子をも含む8人抜きの快進撃を見せました。北條軍が大きく差を付けます。

 その後は、北條軍リードのまま一進一退の攻防が続きました。

 終盤にさしかかって、豊臣軍から高校生の女子が登場すると、北條軍の25番手、中学生の最後の砦となる菊原(中学生男子・城南中)が、高校生女子1人を降し意地を見せますが、あとが続かず、試合はいよいよクライマックスを迎えます。

 高校生女子の対戦は、手の内を知り尽くしていることもあってか、激しい攻防は繰り広げられるものの、有効打突が得られず、引き分けが続きます。

 高校生男子が登場すると、まさに一進一退の攻防から先に大将が引っぱり出されたのは豊臣軍でした。北條軍には3人を残しています。

 豊臣軍大将・浅見(高校生男子・寄居城北高)は、あとがないひっ迫感を感じさせることもなく、気力あふれる試合を繰り広げ、長身を活かした伸びのあるメンで2人を降し、大将戦へと持ち込みました。浅見の溌剌とした奮闘ぶりに、応援も盛り上がります。

 

 浅見は、北條軍大将・持田(高校生男子・寄居城北高)からもメンを先制し、万事休すだった豊臣軍が一転して攻防戦に王手をかけました。

 ここで勝負強さを発揮したのが持田でした。思い切って攻め込んで放ったドウが決まり一本を返すと、さらに激しい攻め合い、打ち合いの中から、一瞬の隙をついて引きメンを決め、北條軍に勝利をもたらしました。

 若武者の正々堂々とした勇猛果敢な戦いぶりに、両軍から感動の拍手が涌き起りました。
 各年代等の区分ごとに勝ち抜いた人数の多かった者を表彰する「殊勲賞」は次のとおりでした。

☆小学生低学年 酒井 芙優(花園) 2勝1分

☆小学生高学年 廣瀬 旗守(成心館)  1分

☆中学生女子  松本 羅華(男衾中)8勝1分

☆中学生男子  反町 琉雅(成心館)2勝1敗

☆高校生女子  宮島 妃(寄居城北高) 1勝1敗

☆高校生男子  浅見 昴佑(寄居城北高)2勝1敗

 また、全般を通じて特に試合内容や態度が優れていた者を表彰する「奨励賞」は、次の選手に贈られました。

☆小学生低学年 島田 結衣(成心館)

☆小学生高学年 吉田 凰輝(成心館)

☆中学生女子  矢部 苺香(男衾中)

☆中学生男子  菊原 伸陽(城南中)

☆高校生女子  薗田わかな(寄居城北高)

☆高校生男子  持田 欣也(寄居城北高)

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 一夜明けて翌日の5月19日(日)は、寄居北條まつりの武者隊行事に参陣しました。いつも頼りにしている寄居城北高校の剣道部の生徒たちが、翌週に控えた試験のため今年は参加いただけず残念でしたが、前日の剣道大会には出場できなかった寄居中の生徒たちが武者隊には参加してくれて、各軍30名程度ずつの総勢60名程度の陣容を整えました。

 寄居城北高校の剣道部の皆さんには、しっかり勉学に励んでもらって、よき成績を得られますようお祈り申し上げます。


 高校生のお兄さんお姉さんたちが不在で、やや心もとない陣営ではありましたが、武者行列や攻防戦では中学生たちががんばって、雄姿を見せてくれました。

 また、今年は一般の参加者が少なく苦慮しましたが、つてをたどって近隣の女性剣士など3人に応援参加していただき、部隊を守り立てていただきました。援軍の皆さんにも楽しんでいただけたようで、来年もぜひ参加したいとのことで、再会を約しました。こうして援軍が増えていってくれることを願っています。

 たくさんの方のご協力お力添えをもって、寄居北條まつり剣道大会並びに武者隊行事が盛会に挙行できましたこと厚くお礼申し上げます。

 皆の者、天晴れであった!

 

平成31年5月19日日曜日

 
 
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