寄居剣道連盟 百錬自得
寄居剣道連盟 百錬自得
梅雨の鬱陶しい天候が続いておりますが、日中は暑くなることもあるものの、朝夕は過ごしやすい気温で快適な気候とも言えます。田んぼには水が引かれ、畑にはトウモロコシが背を伸ばしています。夏に向かって着実に季節は歩みを進めているようです。
きょうも日中は30℃近い暑さでしたが、夕方ごろには気温も下がり涼しい風が吹き、稽古するには快適な陽気でした。
きょうは連盟の稽古に、寄居城北高校の生徒たちが参加するとの情報を受け、ちょっと早めに寄居町立総合体育館・アタゴ記念館に行ってみると、やってるやってる!まだ18:30頃でしたが、2階の剣道場から元気なかけ声と打ち合う音が聞こえてきました。連盟の稽古の前に、高校生だけで稽古しているようです。外で音だけを聞いていると20〜30人近くいるのではないかと思える元気っぷりでしたが、道場に行ってみると女子11名でした。一人で二人三人分の迫力を発揮しているような稽古に感嘆しました。
前の記事でも触れましたが、寄居城北高校の女子が先週開催された関東大会に出場してきました。そこでみごと予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントへと進んだそうです。埼玉県予選を6位で関東大会出場を決めた寄居城北高校でしたが、他県でもっと上位で勝ち上がってきた高校を敗っての決勝トーナメント進出でした。相手校の名前を聞くと、全国的にもよく知られた学校です。初出場の寄居城北高校としては快挙と言ってもいいでしょう。決勝トーナメントではやはり強豪校に惜敗して、上位進出はならなかったとのことですが、監督の先生の話では「私は勝ったと思った」とのことで、かなり好勝負だったことが感じられます。結果ベスト16という成績に、監督の先生からは充実感というか、ひとつの達成感のようなものが感じられました。
そして、今晩はお世話になった連盟の先生方にお礼の気持ちで稽古に参加させていただいたとのことでした。こちらこそありがたいことです。会長はじめ幹部の先生方も同校の健闘を祝し、高校生の手厳しい稽古を心して受けて立ちました。
今晩は小中学生も多数参加していました。参加人数は一般約17名、高校生11名、中学生約11名、小学生約9名の全体で約50名近い人数だったと思います。高校生のお姉さんたちの稽古っぷりは、小中学生にも刺激になったことだろうと思います。
稽古が始まる前に、先週、初段、二段を受審した中学生が、合格の報告とお礼のあいさつにまわっていました。管内ばかりではなく、管外から稽古に来ている中学生も、ていねいにあいさつに来てくれました。中には保護者の方が「おかげさまでうちの子が合格できました」とていねいにごあいさつくださった方もいて、かえってこちらが恐縮してしまいました。
本会からの受審者の結果としては、二段、三段で若干名不合格になった人がいたとのことで、初段は全員合格、二段も大半が合格だったとのことです。合格された方には、おめでとうございました。
合格した人は晴れやかな気持ちで報告できるでしょうが、たとえ不合格であっても、お世話になった方々への報告はきちんとしていただきたいと思います。
私も昇段審査ではさんざん苦い思いをしてきました。はじめの1回や2回ならともかく、5回6回と不合格が続くと、もう報告に行くのがイヤになりました。報告に行かなければ不合格だったとわかるだろうから、わざわざ報告しなくてもいいかななどと考えたこともありましたが、やはりそれではお世話になった先生に対して失礼だろうと思い、情けないやら申し訳ない気持ちで報告にうかがったのを覚えています。それでも、その先生もやはり心配してくれていて報告を待っていたことを聞くと、報告してよかったと思ったことがありました。
合格も不合格も、一つの過程です。受かったからといって安心していると、次に苦労が待っていることもあります。逆に、不合格を味わい今を苦しんでいると、この先々で好転してくることもあろうかと思います。常に気を引き締めて稽古に励んでまいりましょう!
お礼稽古!? 祝!関東ベスト16!初・二段合格!
H.29/06/17